街中にあふれる消費者金融。その中には、【闇金】と呼ばれる、悪徳金融業者も存在し、私たちを罠にはめようと、日々、待ち構えています。(参考ページはこちら→闇金は今でも相当数残っています)
もし、その罠にはまってしまったら、大変です。闇金は法律なんて、全く意に介していない業者ですから、何があるかわかったものではありません。
そんな闇金の手口と、回避法を学んで、上手にキャッシングするようにしましょう。
闇金と消費者金融の違い
街金の中に紛れ込む闇金を避けるためには、まず、闇金と消費者金融の違いを知っておかなければなりません。
闇金は消費者金融とは全く違う金融業者。両者の違いを知ることこそが、闇金の罠を避けるための、最良の手段なのです。
一般の消費者金融は自治体から認可を受けている!
闇金と消費者金融の決定的な違いは、【自治体から許可を受けて営業しているかどうか】です。
日本の法律では、金融業を営む場合、国に許可を求めなければいけません。この許可をもらっていない金融業者は、たとえ、どんなに善良な運営をしていようとも、闇金に分類されてしまいます。
この許可をもらうためには、【貸金業法】という、消費者金融を営業するうえで必要になってくる法律を遵守する必要があり、場合によっては、国の監査を受けることもあるのです。
つまり、正規の消費者金融=法律を守っている安全な消費者金融、闇金=違法な金融業者と言うこと。
これだけでも、闇金から借り入れることへのリスクがわかりますね。
闇金からの借入で起こる被害
闇金から借り入れることで起こる被害と言うのがあります。
普通の消費者金融で借り入れる場合は、被害に遭うことはないのですが、闇金の場合は違います。
代表的な例として、
- 法外な利息の請求
- 恫喝を含む返済請求
- 知人や家族、近隣住民への恐喝
- 個人情報の流出
などがあります。
深夜や早朝など、時間を問わず激しい取り立てが行われ、周囲の人までも巻き込むため、精神的にもつらくなってしまう、というケースが多くみられるのが特徴です。
上記のような取り立ては、当然違法になりますので、もし、「これは闇金かも!」と感じた場合、すぐに弁護士や警察に相談することをお勧めします。
闇金の手口とその対処法
闇金の恐ろしさを知っている人でも、間違えて借り入れてしまうことがあります。というのも、闇金業者は上手に街金の中に紛れ込み、正規の消費者金融のふりをして潜んでいるからです。
そんな闇金の手口と対処法をご紹介しましょう。
お金に困っている人をターゲットにする
まず、よくあるのが、「低金利」や「ブラックOK」「簡単に借りれる!」と言ったうたい文句で誘い込む方法です。
登録詐称
あたかも、正規の消費者金融であるかのように、偽りの登録番号や他の業者の登録番号を掲げている場合があります。
見分ける方法はとても簡単。その登録番号をネットで検索すればいいだけ!
登録されている業者は、すべてWEB公開されています。該当番号があれば、検索すればすぐに出てくることでしょう。
所在地、代表者名、商標名、すべて一致すればまずは安心。
闇金を見分けるのに、一番簡単で、かつ、正確な方法です。
押し貸し
これ、うそのような本当の話ですが、勝手にお金を振り込んでおいて、その後法外な金額を請求するという闇金が存在しています。
これも闇金の手口の一つ。
勝手に振り込んでおきながら、法外な利息を取り立てに来るという悪質さから、もっとも注意しなければならないパターンです。
回避する方法は【知らない入金には手を付けず、すぐに銀行の窓口に知らせる】ことです。
すぐに使ってしまわないようにしましょう。
システム法
困っている企業などに、「すぐに融資しますよ」といった甘い言葉を投げかけ、保証金などの名目で、お金を受け取り、融資をする。
その後は、法外な利息と激しい取り立てを行い、借入者をっててい的に追い詰める。
その裏で、別の業者を装い、融資を持ち掛け、多重債務社に落としてしまう。
こういった手の込んだ方法を取る業者もいますが、最初の段階で、正規の業者でないと見分けていれば、被害に遭うこともありません。
まず、その業者が正規の業者なのかどうかを確認してから借りましょう。(参考ページはこちら→正規の金融業者なら概ね安全です)
こういう業者は怪しい!
闇金は危ない、そうはいっても、普通の消費者金融に紛れ込まれたらわかりにくいもの。でも、なんとなく、怪しいと感じるポイントがあるはずです。
携帯番号のみの会社
正規の消費者金融は、必ず固定電話の番号や会社の所在地が明らかになっています。なのに、そういった身元が分かる情報を提示せず、携帯番号だけで取引をしようとする会社は明らかに危険。
絶対に借り入れしないでください。
ここでは貸せないからと言って他の消費者金融を紹介
借入に来た人の中で、信用情報が良くない人に対して、「あなたの信用条件だとここでは貸せない。あそこなら貸してくれるかもしれないからあそこに問い合わせてみたらいい」と違う業者を指定してくる場合があります。
このケースの場合、最初に訪れた会社は表向きの会社で、裏では闇金融の取り扱いがあっているという状態です。
言葉巧みに、闇金で借入させようという魂胆と言うわけですね。
融資条件を付ける
融資をするのに条件を付けるケースもあります。
最近目立っているのは、「融資をする代わりにクレジットで商品を購入するように」と言うもの。
そして、クレジット購入した商品を安く買いたたき、さらに貸し付けたお金の返済を高利で求めるのです。
借入者に残るのは、クレジットと借入金の2つの返済。
金額はどんどん大きく膨らんでいくため、かなり苦しい状況になることは間違いないでしょう。
闇金からの借入金は返済義務なし
闇金からお金を借り入れた場合、法的には返済義務はありません。
と言うのも、貸金業法に【違法に貸し付けた金銭の返還要求は認めない】とあるからです。
ですので、闇金から金を借入れてしまっても、きちんとした手続きを踏めば、逃れられる可能性があるのです。
まずは弁護士に相談
不幸にも闇金と関わってしまった場合、まずは弁護士に相談するのが良いでしょう。
と言うのも、闇金は素人が相手にするにはちょっときつい相手だからです。
闇金は、人をだましてお金をむしり取るのが仕事。恫喝も含んだ取り立てをしてきますので、「返済義務がないから返さない!」だけでは納得はさせられません。
さすがに会社に押し掛けたりするケースは少ないですが、それでもないとは限りませんし、日々行われる激しい取り立てに心身ともに疲弊することもあり得ます。
弁護士の中には、闇金問題に強い人もいますので、そういった専門家を頼るのが一番良い方法と言えます。
弱みは見せない
闇金と対峙するうえで、一番重要なことは【弱みを見せない】ことです。
彼らは「弱い」と思った相手にはとことん強く出てきます。
弁護士に相談した途端、恐ろしい脅しをかけてくる業者も中に入るでしょう。
しかし、そういった時、根負けして支払ってしまっては元も子もありません。
「貸してくれたとこだし、返さないとな・・・」なんて言う気持ちも必要ありません。
必要なのは【戦う】と言う気持ちだけ!
【参考ページ】
以上を踏まえたおすすめ金融業者の紹介