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消費者金融ワイドは業務停止!債権回収会社アペンタクルになっている

金融機関と言えば銀行や大手消費者金融だけだと思いがちですが、その周りにはもっと経営規模の小さい街金と呼ばれる中小消費者金融が有り独自の特徴を出して経営しています。ワイドもそういう業者の一つでした。(⇒銀行からの融資にはどんな特徴が?

ワイドはブラックでも条件次第では融資していましたが、他の多くの街金と同じように経営に行き詰り、現在は融資したお金の回収だけを行う回収会社になってしまい、もはや融資を利用することはできなくなっています。

ワイドはブラック対応業者としては有名であったため、今後このワイドの名前を利用して闇金と呼ばれる非正規業者が、利用者を騙す手段として利用するかもしれません。

街金のような小規模業者を利用する場合には必ず闇金ではないことを確認しなければなりません。(参考ページはこちら→街金の魅力と特徴

消費者金融には過酷な時代!消費者金融ワイドも業務停止に追込まれる

近年消費者金融業界は変調を来たしています。発端は銀行がカードローンに参入したことで利用者を分け合う形となり、さらに貸金業法の改正で金利が低く抑えられるなど利益を上げにくい状況になったためです。

このため大手から街金と呼ばれる中小の消費者金融まで軒並み経営不振に陥ってしまいました。大手消費者金融は倒産したところも有れば銀行のグループ会社に入ることで資本を注入してもらって立て直したところも有ります。

しかし大手以外の消費者金融の生き残りは厳しく、半数の消費者金融は消えてしまったと言われるほど大きな影響を受けました。例えば一時は準大手とまで言われたワイドは融資業務を停止し現在債権回収会社アペンタクルになっています。

銀行の参入と貸金業法の改正が消費者金融の経営に逆風になった

ワイドと聞けば消費者金融ワイドを思い出す人もいるかもしれません。以前はコマーシャルも流していたことがある準大手と言って良い金融業者でした。しかし最近その名前を聞かないと思いませんか。

そこでワイドについて金融庁の貸金業データベースを検索してみたのですが、既に登録が無くなっており、どうも貸金業としては廃業してしまったようです。これからワイドを利用しようと考えている人は業者を探し直す必要がありそうですね。

このように現在では準大手と言えども消費者金融が消えていく時代なのです。

この原因はまず銀行がカードローンに参入したことから、やはりネームバリューが有り堅実なイメージの強い銀行に利用者が行ってしまったことで利用者数が減ってしまったことが挙げられます。

そして次に消費者金融を管理りている貸金業法の改正が止めを刺しました。

この改正ではグレーゾーン金利が廃止され金利は低く抑えられて収益が上げにくくなってしまい、さらに過去の取り過ぎた利息が過払金となり返還に応じねべならず更に経営を圧迫しました。

またこの改正ではもう一つ総量規制と言う規定も設けられ、融資に対して年収に応じた上限が設定されたため、思うように融資することもできなくなりました。

これ等の規定によって消費者金融は窮地に立たされ、大手銀行の傘下に入った大手消費者金融を除いて当時の業者の半数が消えてしまったと言われるほど、大きな衝撃になりました。

評判の良かったワイドも現在は債権回収会社アペンタクルになっている

ワイドは準大手として利用者の評判も良く、廃業を聞けば残念に思う人も多いかもしれませんが、ではワイドはその後どうなったのかというと、融資業務を廃業する前には、一時大手消費者金融のアイフルの傘下に入ったりしました。

しかし結局ワイドは融資業務を続けることができず、現在は当時の債権の回収業務だけを行っている債権回収会社アペンタクルとなって存続しています。

ですからもし当時利用していて過払金が有る場合にはこのアペンタクルに対して返還交渉を行うことになります。

今後ワイドの債権回収が終了した時点で、完全に廃業してしまうのか、あるいは他社の債権を引き受ける形で、回収業者としてずっとやっていくのか、あるいは再度融資業務を始めるのか、どうなるかは分りません。

消費者金融が廃業しても債権は残っているので要注意

ワイドが消えてしまって返済しなくてよくなったと勝手に解釈して喜んでいる人もいるかもしれませんし、返済に行き詰って困っていたので助かったと感じている人もいるでしょうが、このように債権は生き残っています。

つまりワイドは融資業務を終了してアペンタクルに変わりましたが、ワイドの債権はアペンタクルが引き継いでいて、返済はこれまで通りアペンタクルに対して行わなければならず、返済に関しては何ら変わることは有りません。

もし返済の残りが有るのであれば、ワイドとの契約の通り返済して行かなければなりません。

ただし可能性は少ないと思いますが、もしアペンタクルが手持ちの債権を売ってしまい、売った先の会社が闇社会の会社であれば厳しい取り立てに繋がる可能性も有るので、できれば早めに返済してしまうことを勧めます。

回収会社に注意
世の中は広いもので、廃業してしまう消費者金融に対して、その債権を買い集める回収業者もいます。消費者金融は資金が底をついて不利なのは分かっていても安い値段で債券を売って資金を作ることが有ります。

回収業者はそういった消費者金融の債権を安く買いたたいて、全額回収することで利益を作ります。いよいよ回収できそうに無いという債権はやはり他の回収会社に売って元を取るようにします。

このようにして次々に回収会社を転々としているうちに、買い取る回収会社は徐々にたちの悪い業者になっていき、厳しく威圧的な取り立てを行うような業者になっていきます。

したがって、借りたお金の債権が別会社に移るようなことになった場合には、早めに返済してしまったほうが無難です。

担保無し、保証人無しで利用目的自由のローンと言うのは以前は消費者金融にしかなかったためその利便性から利用者も増えて、消費者金融は銀行よりも高い金利で融資して大きな利益を上げていました。

しかしこれを横目で見ていた銀行が無視できなくなってカードローンに参入し、さらには貸金業法が改正され高い金利が付けられなくなってしまい、消費者金融は利用者が銀行に取られ、低金利で利益も上げられなくなってしまいました。

このため殆どの消費者金融は経営規模の大小の関係なく経営に行き詰り倒産、廃業となってしまうところも少なくありませんでした。準大手消費者金融のワイドも現在は融資業務を停止し、債権回収会社アペンタクルになっています。

消費者金融ワイドは審査が甘かった?ブラックでの利用も可能性有り

消費者金融ワイドは準大手と言われる程度に経営規模が大きかったのですが、ブラック対応業者としても有名で、そういった通常高リスクとされる人にも融資していたため、一部の利用者に取ってはありがたい存在でした。

現在でも準大手と言われるような業者では少ないですが、もう少し経営規模の小さい街金と呼ばれるような中小の消費者金融ではこういったブラック対応を打ち出して、一般では貸さないようなリスクが高い人にも融資する業者が有ります。

ただしこのようなブラック対応業者も、独自の審査基準を持っており、審査を行っていますから、誰でも借りられると考えるのは間違いです。金融業者と言うのは返済の可能性が低ければ貸さないものです。

現在でもワイドのようにブラック対応の消費者金融は存在する

ワイドが有名になったのは比較的規模が大きく準大手と言われる業者であったにもかかわらずブラックに対応していたことが大きな要因ではないかと思われます。

そういった業者が無くなってしまったわけですから全国のブラックの人には大きな衝撃だったかもしれません。しかしながら消費者金融の中にはワイドのようにブラックにも融資するという業者はまだ存在していますので安心してください。

もちろんワイドのような準大手に分類されるような消費者金融では珍しい存在ですが、街金と呼ばれる中小の消費者金融の中には現在ではかなりの数のブラック対応業者があり、消費者金融を分類するときの1つのカテゴリになるほどです。

なぜここまで数が増えているのかと言うと先ほども説明したように消費者金融は現在経営的に追い詰められている場合が多く、何らかの特徴を出して利用者を集める必要が有るためです。

ブラック対応と言うことにすれば、他では借りられないという状態がブラックですからお金に困っている人も多い筈で、リスクは高くても利用者は集められるというわけです。

どこに行けばそういうブラック対応業者を見つけられるのかと言う人もいるかもしれませんが、ネット上で検索すれば、すぐに近くあるいは全国から利用出来る業者が見つかるでしょう。

また口コミなどをネットで検索する事も良い街金と出会う良い方法の一つかもしれません。ただし口コミ情報には虚偽の情報も多いので注意が必要です。

誰でも審査に通るわけではない

ただし、もちろんこういった業者であっても審査が行われるのは他の消費者金融と変わりません。一般の消費者金融の審査では次の様な項目の確認が行われることになります。

  • 申込者が本人であること
  • 申込者に返済できるだけの収入が有ること
  • 申込者が過去に金融事故を起こしていないこと

ブラックと言うのは金融事故を起こしたことのある人のことを指しますから、ブラック対応業者と言うのは、3番目の金融事故についての審査が甘くなっているということになります。

逆に言えば金融事故は目を瞑るけど返済できなければ貸さないということです。したがってブラック対応だから誰でも借りられるなどと思っていると審査に落とされてしまうのが落ちです。

金融業者は利息付きで返済してもらうことで利益を得ているので、この返済できるだけの収入の有無が怪しい人にはブラックかどうかは関係なく、審査には通しません。
(参考ページはこちら→ブラックOKと言っても絶対ではありません

ブラックのうちに行うべきこと

ブラックというのは信用情報中に金融事故情報が残っている間続きます。信用情報中のこれ等の情報には掲載期間が決っていてそれが経過すれば情報は削除され、ブラックと言う状態からも抜け出すことができます。

したがって、ずっと続くわけでもないので、できればブラックの間には借り入れは考えず、このブラックの期間を有効に利用することを考えてほしいと思います。

一度ブラックになってしまった人の場合、ブラックが解除になって借り入れができたとしても、再度同じような金融事故を起こす可能性が一般の人よりも高くなっています。

そこでそうならないようにブラックの期間と言うのは自分がブラックになった原因を追究して、それに対する対策をとことん考える期間として有効に使ってほしいのです。

原因が分かって対策ができていれば、再度金融事故を起こす可能性も小さくなるはずですから、今現在ブラックの人は、ぜひ行ってほしいと思います。

信用情報
信用情報とは金融機関が損害を被らないように、利用者の金融取引情報を持ち寄ってデータベースとして共有しているものです。金融機関は審査時にこのデータベースを参照して過去の金融取引状況を確認しています。

ブラックというのは、この金融取引き状況の中にローンの滞納、電気料金や電話料金などの各種支払いの滞納、債務整理などが有った場合に陥る状況のことで、ブラックに対応していない金融機関では審査に通しません。

以前言われていたように信用情報中にブラックリストが有ってそこに名前が載るとブラックになるというような事は無く、あくまで利用者毎の情報中に金融事故情報が記載されているということです。

その情報を金融機関がどう扱うかは金融機関側の考え方次第で、ブラック対応業者の場合は、あまり気にしないとうことです。

消費者金融を取り巻く環境は未だに改善しているわけではありません。ワイドは利用者獲得のために様々な方法を考えましたが、その一つがブラック対応でした。しかしそれでも業務を継続することができませんでした。

しかしこのブラック対応と言う方法は大きな特徴となり、現在では多くの消費者金融がブラック対応を打ち出し、利用者獲得競争をしています。

ブラックというのは主に過去の金融取引で信用に傷がついた状態を言います。ブラック対応業者はこの信用問題には目を瞑って、返済能力重視の審査を行っているのです。

このため、ブラック対応業者はブラックなら誰でも融資しているというわけではありません。利益に繋がらない融資はしていないのです。したがって返済能力が無ければやはり審査には通らないということを覚えておく必要が有ります。

突然債権回収会社から返済を迫られたら?時効の場合が有る

ワイドは準大手でブラック対応を打ち出すなど審査が比較的甘かったということも有って利用者はかなり多かったと考えられます。このため現在でも返済が完了していない人も少ない数ではないはずです。

ワイドの頃から滞納を続けていた場合は、現在アペンタクルになったとしてもワイドの債権は引き継がれているので、債務は残っているます。

このため忘れた頃になって、アペンタクルのほうから返済を迫られることもあるようです。

そういう場合には、拙速な対応は債務を認めることになってしまいますから、まずはその債務が時効になる時期かどうかを調べてみる必要が有ります。時効になっていたとしても対応次第で時効は消滅するので注意しなければなりません。

まず時効かどうかを確認してみよう

ワイドは無くなりましたが債権の回収はアペンタクルが行っていることは説明しました。このため滞納を続けて返済がまだ終わっていないような状態の人の場合、ある日突然アペンタクルから催告書が送られてくるかもしれません。

催告書と言うのは督促状とは違い金融機関側の最後通告ですから督促状と同じように無視を続けていると大変なことになります。催告書には返済の最終期限が明記され、それでも入金さえない場合の対応が書かれている筈です。

通常は裁判に訴えて差し押さえなどに進むことになりますから、催告書を無視していると裁判所から通知が来て出廷しなければならなくなります。これを無視すると裁判は欠席裁判となりアペンタクル側の主張の通りの判決がおります。

そこでまず行ってほしいのが時効になっているいるかどうかを確認することです。

例えば最終返済日から5年が経過していれば時効の可能性が有りますから、この時点で下手にアペンタクル側と接触を持たないでください。

返済に行き詰ってしまったらどうなるか
ワイドのように無くなってしまうのでなく、消費者金融は残っている前提で返済に行き詰ってしまった場合どのようなことになるのでしょうか。

まず返済が行われなかった時点で督促状が届きます。最初は返済忘れ等を疑いますから、入金されていないのですぐに入金してくださいというようなものです。それが複数回繰り返されることも有ります。

それでも入金されなければ、金融機関側は問題を回収担当に回します。回収担当は通常は電話で入金を促します。金融機関の応対は通常人当たりの良い女性社員が行いますが、回収担当は違います。

回収担当は強面の男性と言うのが普通で声も威圧的に聞こえます。もちろん電話ではいたって紳士的に話をしますが、声を聴いているだけで緊張する人も多いはずです。

もしそれでも入金しなかったら、場合によっては回収担当が訪問してくることも有ります。ただしこの場合も話は紳士的に行われます。しかし強面の人が多いですから、怖いと感じるかもしれません。

それでも入金しなければ、本文で触れた催告書が来ることになります。

下手な対応をすると時効は消滅する

刑事事件はただ単に決められた期間が経過すれば時効は成立しますが金融取引は違います。期間が経過していても、債務が残っていると認めてしまうと時効は消滅してしまうことになります。

したがって例えばアペンタクル側が訪問してきたとしても、まず少しだけ払うなどと言ってしまうと、債務が残っていることを認めることになるので、時効にはなりません。対応が非常に難しいのです。

この規定と言うのは明治時代に作られたもので、当時は通信手段も現在とは全然違うために、お金を借りてずっと音沙汰が無く、借りたほうも忘れてしまって、ある日再開して返済を迫られるというような状況を想定したものです。

ですから、現在に当てはめるのはかなり無理が有るのですが、要するに債務の存在を忘れて5年が経過すれば時効ということです。忘れていることが重要で、ここで憶えていたということになると、それなら返しなさいということになる訳です。

アペンタクル側は回収不能になっては困りますからあの手この手で時効を阻止しようとするでしょうから、油断すると返済しなければならない状況に持ち込まれてしまいます。

専門家に相談したほうが無難

こういった場合の対応はもちろん自分でできますが、この場合には金融の他法律の知識も必要になるため、専門家のいるアペンタクルと裁判を行なったら、簡単には勝てないでしょう。そうなると時効は認められず残った債務の返済が必要です。

ですからそういった状況になった場合には専門家に相談したほうが良いでしょう。裁判が絡む話ですから、弁護士あるいは司法書士に相談してください。当然ですが費用が掛かります。

費用が返済するよりも掛ってしまうような場合には返済を選んだほうが良いということになりますから、そのあたりは良く計算してお得な方を選ぶようにして下さい。

本来であればこういった面倒なことになる前に、借りたものはしっかり返すというのが基本です。

やむを得ずこういった状況に陥るというならまだ分りますが、場合によっては最初から時効を狙うような人もいるのでそういうことが無いようにしてほしいものです。

ワイドは融資業務を終了していますが、ワイドの債権は現在でもアペンタクルが持っており、返済が行われていない場合には、利用者に対して催告書などを送って返済を促しています。

もし以前ワイドを利用していて、まだ返済を完了せず、滞納状態になっている場合、催告書などが届いたら、取扱いに注意しなければなりません。債務は5年経過すれば時効になるからです。

ただし刑事事件ではありませんから時効の扱いも少々違います。アペンタクルに対して、債務の存在を認めるようなことをしてしまうと、時効自体が消滅してしまうのです。

したがって催告書が来たら下手に対応しないで、まず時効になるかどうかを確認しましょう。時期的に時効になるのであれば、自分で下手な対応をするよりも、弁護士や司法書士などに相談して指示を仰ぐことが必要です。

今後ワイドを名乗る業者が出現する可能性が有る!闇金には要注意

ワイドと言うのは準大手と言われるほどでしたから、それなりに有名な消費者金融で、審査も比較的甘く、現在でもインターネット上にはお勧めする記事が残っています。そこで注意しなければならないことが有るのです。

ワイドが融資業務をしていないというのは、調べなければわかりません。評判を聞いて申込みをしようと言う場合、ワイドの状況を知らない人も多いでしょう。そこに闇金がつけ込んだらどうでしょう。

ワイドと言う名前に偽装して申込者を待てば、利用者は向こうからやってくることになります。闇金はとにかく利用者を捕まえてお金を貸してしまえば後はどんな手を使っても回収できると考えています。

このため、中小の消費者金融を利用する場合には、まずその業者が事業登録を行った正規業者かどうかをしっかり調べることが重要になります。

金融業者には正規業者と非正規業者が有る

ワイドはいまでこそ業者登録は消えていますが、融資業務を行っていた頃は当然業者登録されていて法律に則った営業活動を行っていました。

ところが世の中にはこういった業者だけではなく法律を無視して違法な営業活動を行っている業者も有ります。

前者を正規業者、後者を非正規業者あるいは闇金と読んで区別しています。闇金の場合まず貸金業なら当然行っておくべき業者登録を行っていません。したがって、どの程度そういった業者が有るのかさえはっきりは分かっていません。

こういった業者は、昔ながらに法律を無視して高金利で貸して、強引に回収するというやり方も有りますが、最近ではもっと知能犯になり、様々なやり方で利用者からお金をむしり取ることを考え仕掛けてくるようになっています。

したがって貸金業者を選ぶ場合にはこういった闇金を選ばないようにしなければならず、(⇒どこで借りるのがベストなのかしっかりと考える)必要が有ります。

正規業者を偽装する非正規業者

説明したようにワイドは規模が大きかったうえにブラック対応で名前が売れていたため、インターネット上にはワイドに関する記述が多数残っています。もしブラックの人がこれ等の記述を見れば自分も利用してみようと思うかもしれません。

そこで登場してくるのが先ほど説明した闇金です。闇金の一つの仕掛けとして、他の正規業者あるいは正規業者だったところを詐称するというものが有ります。

もしワイドは今でも借りようとする人がいるとしたら、闇金の格好のターゲットということになります。ワイドを詐称して入口さえ作っておきさえすれば、お客さんは向こうからやってくるということです。

この怖いところは架空の登録情報を作っているわけではなく、実際に有名あるいは有名だった業者の登録情報を使っていることです。初めて聞くような業者であれば警戒もしますが、よく聞くような業者の場合警戒心も薄くなってしまうからです。

非正規業者を利用してしまったら
もし今利用している貸金業者が闇金だったとしたらどうすれば良いのでしょう。まず必要なのはとにかく早く手を切ることです。残債が有るのであればできれば一気に返してしまいましょう。

もし全部はすぐに返せないという場合には、返済遅れなどつけ込まれる隙を与えないように、十分気を付けて返済を続けましょう。返済できないようなことが有ると、すぐに怖いお兄さんが来るかもしれません。

もし金利が法定上の上限を超えているような場合など、法律違反を犯している部分が有れば、すぐに警察に相談して、摘発してもらいましょう。強迫的な取り立ても立派に法律違反ですから黙っている必要はありません。

利用する前に非正規業者を見破る方法

そこで必要になってくるのが、非正規業者を見破る方法です。もし非正規業者が街中にある場合、それは外見上は正規業者の街金と何ら変わりはないでしょう。見ただけでは非正規業者を見破るのは難しいということです。

またインターネット上にホームページを開いている場合には、これ等はデータですから、本物の業者の者をそのままコピーしてくることも可能ですし、さらに見栄えをよくすることもできますので、やはり見分けは困難でしょう。

そこでこういった見栄えからは判断ができませんから、利用したいのは正規業者が必ず行っている登録情報を利用することです。この登録情報は金融庁が管理しており、インターネット上に公開しています。

これを利用して、利用を考えている業者が公開している情報と登録情報で次の情報が一致しているかを確認してみてください。

  • 業者名
  • 代表者名
  • 登録番号
  • 所在地
  • 電話番号

闇金のほうも電話番号まで本物を使ってしまってはお客の入り口を作ることができませんし、ワイドのような場合には、登録情報無しとなるため、そもそもそこを名乗っているのがおかしいということに気づくはずです。

そこでここに示した情報がすべて完全に一致した場合は正規業者と判断して良いですが、一部でも違っていた場合にはその業者は闇金と判断するようにしましょう。

ここで消費者金融ワイドについて纏めておきます。

  • 消費者金融ワイドは債権回収会社アペンタクルになっている
  • 消費者金融ワイドは準大手と言われていたがブラック対応業者だった
  • まだワイドに残債が有る場合にはアペンタクルから返済を迫られる可能性が有る
  • 今後ワイドを名乗る非正規業者が出現する可能性が有る

ブラック対応業者はまだまだたくさんありますが、無理な借り入れをしてまた同じように金融事故を起こさないように注意してください。

消費者金融は銀行のカードローンへの参入と貸金業法の改正で利用者獲得が難しくなり、さらに高金利での貸し出しができなくなって、経営が傾き、準大手といわれた消費者金融ワイドは融資業務を停止し回収会社アペンタクルになりました。

ワイドはブラック対応を打ち出し審査が甘いということで利用者には人気でした。現在ブラック対応消費者金融は増加していますが、これ等の業者も誰でもOKということではなく、返済能力などはしっかり審査しています。

アペンタクルはワイド時代の債権の回収を行っていますが、しばらく返済をしていないような場合、催告書が送られてくる場合が有ります。その場合には時効の可能性も有るので、下手な対応を取らず専門家に相談してください。

またワイドと言う名前はかなり知られた名前だったため、現在でも利用を考える人がおり、これを狙って闇金がワイドを詐称してくることが考えられます。そういった罠に掛らないように利用前には正規業者かどうか調べる必要が有ります。

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