お金がない!お金を借りたい!借入を希望する人は多いけれど、はたして誰でもお金を借りることはできるのでしょうか。たとえば無職の人でもお金を借りれるのか?気になりますよね。
街金の歴史や歩み、審査内容や審査基準などを知ることで自分が審査に通るのかどうかある程度チェックすることができます。もしもお金を借りることができなかった場合の解決策などお役立ち情報満載です。
(⇒金融業者の審査基準とは?)
長い歴史を経て街金から消費者金融へ!手軽で安全になった!
街金と言われてもピンとこないと思いますが、街金とは現在の消費者金融のことを指します。
現在消費者金融と呼ばれている貸金業は60年代に大阪で生まれました。この時期高度成長期を迎えたこの頃日本では個人向け融資が盛んになっていきます。
当時貸金業者の営業所の多くが街の繁華街にあったため街金と呼ばれるようになりました。
また同時に利用者の多くがサラリーマンだったためサラ金とも呼ばれるようになります。
当時サラリーマンは安定した収入があり、将来的にも保証されていたので花形職業でした。サラリーマンという肩書でお金を借りることができたのです。
サラ金という言葉は広がりましたが、同時に高金利の貸し付けや暴力的な取り立てが問題となります。
多くの街金が暴力団の資金源となっていたため暴力団による取り立てが横行し、夜逃げや自殺をする人が増えたのです。やがて政府の指導のもと、金利や借入額に制限が設けられるようになりました。
貸金業者に対する法律が厳しくなると、貸金業者は以前のような利益を得ることができなくなり、小さな会社は倒産に追い込まれます。
大手消費者金融は銀行と提携したり、傘下に入ることで生き残りを図りました。業界自体が大幅に縮小されることになります。
過去には29%だった金利もその後は下がり続け、現在では金利の上限は20.0%となっています。ほとんどの消費者金融が金利を17.8%前後に設定しています。
消費者金融は以前のようなダークなイメージを払しょくし、健全な会社であることをアピールするようになります。当時放送していたCMを見ても、人気タレントや動物、ユニークなキャラクターなどを起用してイメージの一新を図ります。
呼称もサラ金や街金から消費者金融となり、最近ではキャッシングやカードローンなど横文字になっています。
保証人制度は廃止され、担保もいらなくなりました。現在では借入額が50万円以下であれば収入証明さえも不要です。このように街金には長い歴史があるのです。
人気の消費者金融は無職でも借入できる可能性はあるのか!?
長い歴史を経て、消費者金融の借入は以前よりもずっと手軽で迅速になりました。保証人や担保などは不要ですし、収入証明も必要ありません。
即日融資、翌日融資は当たり前ですぐにお金が必要という人にとっては助かります。審査は緩くて早くなりましたが、だからといって誰でも借入できるわけではありません。
消費者金融を利用するための最低条件は安定した収入があることです。
安定した収入があればパートやアルバイトなど給料が低くても問題ありません。なぜなら総量規制という法律があるからです。
総量規制とは年収の1/3までしか借入できないという法律です。
一昔前は借入額に制限がなかったため身分不相応な借入をして返済が滞り自己破産などというケースが多くありました。結局、年収の1/3以上を借りても返済できないのでこの法律は理にかなっていると思います。
この法律ができてからは無職の人は一切借入ができなくなりました。無職の場合は収入がゼロですから限度額もゼロとなってしまうわけです。
専業主婦なら配偶者の同意があれば借入できる!?
専業主婦の場合、借入先によっては配偶者貸付というものがあります。専業主婦には収入はありませんが、安定した収入のある配偶者の同意があれば借入できるというものです。
配偶者貸付を利用する場合には、配偶者の同意書、あるいは収入証明書の提出が必要になります。
年金受給者が借入できるケースも!?
借入先によっては年金受給者でも借入できる商品もあります。ただし、この場合、年齢制限があったり、また限度額が低かったりします。
一般のキャッシングでは高齢者は一度仕事を失うと際に再就職が難しく、また病気になったり死亡したりすることもありますので借入が難しいのが現実です。
専業主婦や年金受給者が借入できるケースもありますが、原則無職で借入というのはできないということになっています。それでは仕事がなくてお金に困っている人はどうすればいのでしょうか。
借入先によっては配偶者貸付や年金受給者にも貸付を行っているところもあるようですが、原則無職では借入できないと考えた方がいいと思います。
無職では借入は無理!そんなときの対処法
一番手っ取り早いのは職種を選ばずとりあえず身近なところで仕事をみつけることです。アルバイト情報誌などでハードルの高くない仕事に応募しましょう。
仕事を始めることでそこから収入を得ることができますし、収入が多少でもあれば利用できる消費者金融はあるはずです。もしも仕事が見つからない場合はハローワークなどに足を運んで相談するのもいいかもしれません。
日雇い労働なら日払いも可
明日の生活費もままならない、今すぐお金が必要という場合には日雇い労働などもあります。日給が支払われますので現金を得ることができるはずです。
もう一つは、この方法が通用するかは定かではありませんが、派遣登録することです。派遣登録することで登録先が存在することになりますので、勤務先に派遣会社と記載することができます。
しかし、派遣登録したとしても実際に働いていなければ給料は発生しませんし、難しいところです。勤務先を確認するために在籍確認が行われますので派遣登録で通用するかはわかりません。しかし、一か八か試してみる価値はありそうです。
リサイクルショップやクレジットカードのキャッシング枠も!
三つめは家にある不用品をリサイクルショップに売るなどして現金に換えることです。家にあったがらくたが案外高額で売れたりすることもあるようです。
クレジットカードをお持ちでしたらキャッシング枠を利用して現金を引き出す方法もあります。生活に必要な食材でしたら、スーパーなどでショッピング枠を使って購入することができます。
もちろん翌月には引き落としがありますのでそれまでにお金を用意する必要がありますが、支払回数が選べたり、リボ払いにすることも可能なので無理な返済を避けることは可能です。
公的援助も視野に入れて
もしも病気等で働けないなどの理由がある場合は消費者金融よりも公的援助が受けられるかどうか確認しましょう。
公的援助の代表といえば生活保護です。市町村の役所に足を運べば詳しい説明が受けられるはずです。ただし、生活保護を受給するためには条件やルールなどがありますので確認が必要です。
その他にも自立を支援してくれる社会福祉協議会による生活福祉資金貸付制度などがありますので、お近くの社会福祉協議会に問い合わせてみましょう。こちらも条件を満たす必要がありますが、就職や住居の支援、自立するまでの生活費などを無利子もしくは超低金利で借りることができます。
病気やけがで働けない場合を除いては、短時間でもいいのでアルバイトやパートなどを始めましょう。
しかし、病気やケガで働けない場合を除いてはできるだけアルバイトなどを探した方がいいみたいです。
おすすめ消費者金融をご紹介します!
消費者金融は数多くありますが、銀行に比べると審査は通りやすいです。銀行も一昔前に比べると審査が通りやすくなったとは言え、過去の借入歴などに問題があると難しくなります。
消費者金融を初めて利用するのであればやはり大手がおすすめです。大手消費者金融は個人融資のノウハウを心得ていますし、サービスも充実しています。
プロミス
プロミスと言えばその名前を知らない人はいないほど消費者金融業界の大御所です。
プロミスの数あるサービスの中で注目したいのはやはり30日間無利息サービス。
利用条件がありますが、30日間金利がゼロというのは嬉しいですよね。
【プロミスの特徴】
- 実質年率4.5%~17.8%
- 限度額最大500万円
- インターネット申込で即日融資可能
- レディースキャッシングあり
- 30日間無利息ローン
- 追加融資可能
- 限度額50万円以下は収入証明不要
モビット
モビットは三井住友銀行グループの消費者金融ですがWEB完結を利用すれば電話連絡がないことで有名です。審査も早く即日融資も可能で人気が高い消費者金融です。(※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。 )ただし、金利が18.0%というのがちょっと気になります。
【モビットの特徴】
- 実質年率3.0%~18.0%
- 限度額800万円
- 10秒簡易審査
- 提携ATM130,000台 ※2016年10月現在
- WEB明細あり
大手がダメでも中堅!中堅消費者金融ならもっと借入しやすい!
以上、大手消費者金融2社をご紹介しましたがさらに借入しやすいと言われているのが中堅の消費者金融です。消費者金融は大手しか知らないという人も少なくないと思いますが総合サイトをチェックすると評価の高い中堅の会社をいくつも見つけることができます。
ライフティ、アロー、フクホー、クレジットのニチデンなどが人気があります。その中の一つライフティーを見てみましょう。
(⇒小さな金融業者もたくさんあります)
ライフティ
【ライフティの特徴】
- 金利4.5%~18.0%
- インターネットで24時間受付来店不要
- 即日融資可能
- 借入は1000円から可能
- 限度額50万円以下は収入証明不要
中堅の消費者金融の魅力はやはり信用情報に多少問題があっても借入できる可能性がゼロではないということです。
ただし、他社から複数の借入がある多重債務者や自己破産者などいわゆるブラックと呼ばれる人は難しいかもしれません。
大手でも中堅でも審査というのは一人ひとり異なります。似たような状況の人が借入できたからといって自分も借入できるとは限りません。
【参考ページ】
どの金融業者が良いか決められない人へ
まずは利用者が多く充実したサービスを提供してくれる大手消費者金融に申し込んでみるのがいいですね。もっとハードルが低いところをお探しでしたら、中小の会社もおすすめです。
金利も以前は驚くほど高く、保証人が必要だったこともあってなんだか怖いイメージですが、長い歴史を経て、誰でも利用できるように手軽で安全になったんですね。