他社で借りたお金を延滞している時に、新たにお金を借りれるのか気になりませんか?
延滞中でもお金は必要になりますよね。そんな時にはどうしたら良いのか、審査が甘いと言われる街金なら借りれるのか見ていきましょう。
延滞ってどんなこと?
延滞とは、返済日にお金を返済しなかったコトですね。お金を借りると「毎月○日に支払いをする」という取り決めを最初に行います。
この支払日はあらかじめ決まっている金融機関もあれば、申込みした人が自由に決めることができる金融機関もあります。
支払日の周期も毎月決まった日とする金融機関もあれば、35日サイクルにしている金融機関もあります。
金融機関名 | 毎月指定日 | 35日サイクル |
---|---|---|
アコム | ○(希望日) | ○ |
プロミス | 5.15.25.末日から選択 | ― |
アロー | 末日 | ― |
フクホー | ○(約定日) | ― |
こういった決められた返済日に返済しなかった場合、延滞となります。
延滞しているということはお金の返済が出来ていないということですね。
お金の返済が出来ていないということはお金の管理能力が低いと判断できます。
つまり、延滞中に他社へ借入れの申し込みをしても返済能力があるとは判断できないので断られることが多いのです。
過去の延滞なら借りれる?
現在、他社での借入れが延滞中の場合では契約できない金融機関があることは紹介しましたね。
では過去に延滞したことはあるけど現在は延滞していないという場合ではどうでしょうか?
その場合では、審査の甘い街金では借りられるところもあります。
延滞 | 契約できる | 契約できない |
---|---|---|
現在 | × | ○ |
過去 | ○ | × |
過去の延滞情報は個人信用情報機関に5年間登録されます。
この延滞情報はカードローンの返済の延滞に限らずクレジットカードの支払いの延滞も含まれます。
携帯電話の支払いも機種を分割払いにしている場合では割賦契約となり、支払いに遅れた時には延滞に当てはまるので注意が必要ですよ。
携帯電話の延滞で知らない内に個人信用情報に延滞の登録がしてあって「お金が借りれない」という人が意外に多いのです。
心当たりがないのに借りれないという人は携帯電話の支払いの延滞が無いかチェックしてみましょう。
個人信用情報機関へ情報の開示を行うのも一つの手段ですね。個人信用情報機関はJICCやCICがあります。
自分の持っているクレジットカードやカードローンはどの信用情報機関に加盟しているのかチェックしてから開示しましょう。
以下の延滞も個人信用情報に登録されます…
- クレジットカードの支払いの延滞
- 携帯電話の支払いの延滞
現在延滞中の場合では、延滞分を支払ってからではないと新たな借入れは出来ません。
5年以内の過去の延滞であればブラックOKのところに申し込めば借入れができますね。
ブラックOKといえば街金や中小規模の消費者金融となります。
5年以上経っている場合では延滞情報が個人信用情報機関の登録からなくなっている可能性が高くなりますね。
そうなると、どこの消費者金融であっても借入れが可能になります。もちろん大手消費者金融でも申し込めますよ。
- 現在延滞中→延滞を解消してから借入れ
- 5年以内の延滞→ブラックOKに申し込み
- 5年以上前の延滞→どこの消費者金融でも申込みOK
街金の審査は甘い?
さて、街金と聞くと何となく審査が甘く感じられますが実際はどうでしょうか?
口コミ情報を探してみると以下のような情報がありました。
- 審査に柔軟で大手消費者金融で否決でも審査に通った
- 債務整理中でも可決できた
- ブラック対応
この情報を見る限りでは審査に柔軟であると言えますね。
アコムやプロミスなどの大手消費者金融ではブラックに対応していません。
申込み情報をもとに個人信用情報機関に照会した時に「延滞」「自己破産」などといった情報の登録があれば確実に審査に落ちます。
また大手消費者金融ではコンピューターによる自動審査を採用していることにも原因がありますね。
申込みがあると申込み内容がコンピューターによって点数化され、その点数で審査を行うというモノですね。
しかし、街金では殆どのところが自動審査を採用していません。
(⇒街金の特徴は独特?)
独自の審査システムがあるので「延滞」「自己破産」といった情報があっても審査に通ることがあります。
金融機関 | ブラック対応 |
---|---|
アコム | × |
プロミス | × |
アロー | ○ |
フタバ | ○ |
街金の審査の中には電話で人柄をチェックしたり、来店した時に人柄をチェックしたりといった審査があるところもあります。
街金では人柄重視の審査をするところも少なくありません。
電話の受け答えや来店時の身だしなみなど清潔感のある恰好で行くと好印象ですね。
またブラック対応の街金では大手ほど資金が潤沢に無いので、借入限度額も50万円までと言ったところが多いです。
初回の借入れでは10万円~30万円までだったり10万円以下だったりするところもあるので、まとまった金額の借入れは出来ません。
生活費の補てんや急な出費を補う程度の借入れとなりますね。
街金の借入れは以下の使い道が向いています。
- 生活費の補てん
- 急な出費を補うため
街金で借りるには
つまり、街金で借りるには過去の延滞であれば現在の状況と合わせて審査をするので、現在の状況によっては審査に通る可能性はあります。
しかし、現在延滞中であるなら審査に通る可能性は低くなってしまいます。
現在延滞中なら…
現在延滞中であるなら新規に借入れを考えるよりも返済を考えましょう。
新たな借入れをして返済額を増やしてしまっては手に負えなくなる可能性が高いのです。
まずは借り入れよりも返済重視です。そのためには臨時収入は返済に回す、節約する、ムダな出費を減らすなどが必要になりますね。
お金を借りようと思ったら、まずは返済計画を立てて返済を確実に行っていくことが大切ですね。
返済が出来て延滞が過去のモノとなったら審査の甘い街金では5年待たなくても借りることができますよ。
【参考ページ】
融資は返済について理解を深めておくのが肝要